「新生児胎脂(しんせいじたいし)」とは

胎児は「白く乾いた粘膜のような」物質に覆われ、それに守られながら生まれてきます。

この白い物質を「新生児胎脂(しんせいじたいし)」と呼び、
その名の通り、脂肪分が主な成分となっています。

新生児胎脂の意味・働きとは

新生児胎脂の主な役割は、赤ちゃんの肌を守るそのものであり

具体的には、

  • 乾燥から守り、潤いを保つ
  • 雑菌から守り、炎症を防ぐ

と弱い肌にはなくてはならないものです。

また胎内にいた時に関しても、「羊水による刺激」から守ってくれていました。

出産の際に、全てを落としてしまう病院もありますが
無理にふき取らないことを推奨している医師もいます。

どちらが良いとは、はっきりしていませんが
無理やり剥がすことだけはやってはいけません。

沐浴の習慣を始めることで、段々と剥がれるペースが速くなります。

そのため、自然なままに任せたままでも

1ヶ月程で完全になくなってしまいます。

この胎脂が剥がれる現象を、「新生児落屑(しんせいじらくせつ)」と呼び
ここから本当にスキンケアのに気を使わなければなりません。

量はどのくらいが正常?

母親の食生活によって差がある考えられていましたが
現在では、それほど関係が無いことが分かっています。

しかしながら事実として、早産の胎児は胎脂が多い傾向があります。

ただ、それも一概には言えず

  • 多いからいい・悪い
  • 少ないからいい・悪い

ということはありません。

最近では生まれた時点で付いている胎脂が、少なくなっている傾向があるようです。

胎脂が落ちた後がスキンケアの本番

外気から赤ちゃんを守るために付いてきた胎脂も
1週間~1ヶ月以内に、剥がれ落ちてしまいます。

この胎脂が剥がれ落ちることを、「新生児落屑(しんせいじらくせつ)」と呼びますが
ここからが、赤ちゃんのスキンケアの始まりでもあります。

生まれて初めての沐浴は、生後1~2週間程度でさせてみることが多いようです。

生まれてからすぐに、お湯で胎脂をふき取ってしまう病院もありますが
そうでなければ、無理にふき取る必要はありません。

沐浴までは胎脂を拭きとらない、「ドライテクニック」を推奨する医療機関もあります。

しかし沐浴を始めるその前の、胎脂が剥がれ落ちるか落ちないかくらいでも
汗や汚れをふき取ってスッキリさせてあげたいものです。

>>初めての沐浴で気をつけたいこと

とにかく”清潔”にすること

また、おしっこやウンチも少量ながらするため
かぶれなどから守るためにも清潔に保ちたいですね。

そうは言っても、赤ちゃんの肌は非常に弱く
せっかく胎脂がある場合は、ごしごしふき取る必要はありません。

胎脂の上からぬるめのお湯に浸したガーゼなどで
優しく優しく拭いてあげましょう。

その際、まだベビーオイルは使わなくても大丈夫です。

また沐浴を始めるまでは、頻繁に拭いてあげなくても大丈夫ですが
お顔やお尻などの汚れた部分くらいは、定期的に拭いてあげましょう。